ケニア入国に際し、ビザの代わりに電子渡航認証(eTA:Electronic Travel Authorization)の申請・支払いが必要となりました(約32.5USD)。

帰国時の自宅待機が不要になるケースについて

令和四年三月いっぴよりいくつかの条件を満たせばケニア旅行を終えて帰国した後、バスや電車を使ってご自宅に戻ることが許されるようになりました。2020年にコロナ問題が顕在化して以来、初めてここまで規制が緩くなりました。以下で順を追って詳細を見ていきます。

措置1~ケニア入国時~

全てのケニアへの渡航者は新型コロナワクチン接種証明を保持していなければならないBY在日本ケニア大使館

ここに書いてあるようにケニア旅行を計画するならワクチンの二回以上の接種が前提条件になります。日本に住んでいる方のほとんどは自治体か職域接種で終えていると思うので、この条件のクリアは難しくないでしょう。ケニアは任意のシステムにアップロードされた接種証明しか受け付けない為、出発前に自分であるサイトに行って入力することになりますが、そこでは二回目の接種までしか聞いてきません。つまり三回目(ブースター)が未接種でもケニアには入国できます。

措置2~水際措置に係る国・地域~

オミクロン株がいまだに支配的な地域として三月の時点で26ヶ国が「名指し」されていて、そこから戻る場合は強制隔離や自宅待機など面倒なルールが課せられますが、ケニアはめでたいことにすでにリストから外れているので以下に説明する緩い対応だけすればいいことになっています。

措置3~入国後の公共交通機関~

入国後24時間以内に自宅待機を目的に自宅等までに移動する場合に限り公共交通機関の使用を可能とするBY日本政府

到着時の検査で陰性だった人は24時間だけですがバスや電車に乗ることが許されるようになりました。以前は例外なくダメ!でしたから、家族に空港まで迎えに来てもらったり高額なハイヤーを使ったり課せられる負担がものすごかったです。

措置4~三回目未接種者~

何らかの理由で三回目を打っていない人は、日本到着日をゼロ日目とカウントして、7日間の自宅待機が課せられます。措置3にあったように電車で家に帰ることはできます。待機中はアプリや自動音声電話などで居場所をしつこく調べられるみたいです。なお、隔離三日目に自費でPCR検査を受けて陰性だった場合、それを厚労省に報告すれば待機は中止していいそうです。

措置5~三回目追加接種済み~

三度目のワクチン(ブースター)を接種済みの人は帰国後の行動制限が全くありません。電車かバスで自宅に帰ってすぐに買い物や友人に会いに出かけられます。注意点として、三回目ワクチンの種類がファイザーかモデルナのどちらかじゃないと認めないみたいです。まぁ、日本で打ったのであればそのどちらかのはずですが。

~まとめ~

PCR検査を自費で二度も受ける、というハードルは依然ありますが、帰国後は制限なく自由に行動できるようになった点でケニア旅行の復活へ心理的に大きな一歩になったと私は思います。ケニアは7月からヌーの川渡りという一大イベントを迎えます。今年は日本人が何人か来て、その目で命のドラマを目撃して帰ってくれるかな、と少し期待しています。