ケニアの国際空港が8月から再開される見通し。入国後の行動制限もほぼ無し、との情報あり。

クレーターロッジ宿泊レポート

十年前に独タッシェンの「Inside Africa」という写真集の中でアフリカで最も美しいホテルという形容が与えられているのを目にして以来、私にとって夢のホテルであり続けたクレーターロッジ。今回ようやく訪れる機会を(しかも無料で)得ましたが、その期待が裏切られることはありませんでした。

クレーター丸見え.

IMG_3786_300その立地について平板な表現で言えばクレーターの南部を走る道路から至近、敷地からクレーターに向けてなだらかな斜面が続き、光景の迫力だけで言えばワイルドライフロッジにわずかに劣る、となります。しかしこの場所での宿泊に大金をつぎ込む用意のある人達にとっては眺めだけに価値を置いているはずはなく、むしろそれ以外の特別感や歴史、評判を重んじているはずです。たまには本国からのパッケージツアーの一部として予備知識無しに買わされたアメリカ人がいるかもしれませんが。

ブロックが三つ.

IMG_3804_300予約なしでは視察さえ受け入れてくれない正面ゲートをくぐると土産コーナーと車留めがあります。客室ですが、レストランを中心にして合計12のコテージが配置されたブロックが一単位となってそれぞれ北ウィング、南ウィングと呼ばれています。閑散期はひとつしか開けないこともあるそうです。加えていとこか弟分みたいな6室からなるこじんまりしたブロックが斜面の最も下方にあって、駐車場から歩く距離もあるのですが眺めはベストと感じました。

ダイニングルーム.

IMG_3773_300有名な食堂には写真集で見たとおりに鏡とシャンデリアが天井に配置されていました。なぜ鏡なのか?長いテーブルにはコットンのクロスがかけられ銀食器が整然と並びます。英語話者との食事中の会話を恐れていたのですが暖炉の横のスペースにはカップル向けの小さいテーブルもあり今回は救われました。

高床コテージ.

IMG_3779_300宮崎駿作品に出て来そうなチムニーが印象的なコテージは斜面にあるだけに高床式になっています。部屋ごとにデザインがわずかに異なるので思い入れのある人はチェックイン時に希望を伝えてみましょう。


IMG_3756_300室内に入るとアフリカの世界自然遺産から欧州のお城にワープしたかと思わせるインテリアに目を奪われます。バロック調の重々しさとバナナの葉をはじめとするアフリカンな素材の調和がものすごいレベルで融合していました。


IMG_3762_300標高2,400メートルにある宿だけにバスタブは標準で設置され、薪と暖炉が実用的な意味を持ちます。ミニバーにはウィスキーとジン、トニックウォーター、レモン、まな板が用意されています。この辺りの違いがデラックスとラグジュアリーの分水嶺かもしれません。

まとめ.

IMG_3792_300世界遺産を独り占めした気にさせられる眺望。ボリュームのあり過ぎるおつまみとたき火。巨大過ぎるベッドのヘッドボード。飲み放題のウィスキー。寝室の暖炉から眠りにつくまでパチパチと耳に届く癒しのサウンド。この宿ではいろんなことが過剰であり、旅慣れたトラベラー達が感心し喜ぶのはまさにそういう非日常体験を提供できた時であることを再認識した旅となりました。


Was there on 2016-05-12