ケニア入国に際し、ビザの代わりに電子渡航認証(eTA:Electronic Travel Authorization)の申請・支払いが必要となりました(約32.5USD)。

アンガマ再訪レポート

2015年の開業以来、二度目となるアンガマの訪問。いつもはいない南ア系の白人オーナーと少し話すことができましたし、前回と同様に施設の隅々まで見学させてもらいました。ここを訪れる日本人はまだ少数ですが、一室一泊あたり3,550ドルという値段を見せられたら迷うのは当然でしょう。本レポートでは周辺の宿とスペックを比較した結果明らかになったアンガマの特別な個性について述べていきます。

他では見られない景色

こんな高台のしかも崖っぷちに資材を運んだその苦労を想うと胸が痛みます。アンガマはそのくらい見晴らしの良い場所に建っています。マラセレナからの眺めも悪くは無いものの、アンガマはより標高の高い場所にあり、気球から見る風景と同様の迫力があります。加えて東の空を遮るものが無いので人工物が視界に一切入らない地平線からアフリカのでっかい太陽が昇る様を、しかも毎日独り占めできるんです。

何日でも過ごせる部屋

客室は三方がキャンバス地で囲まれ、サバンナが広がる方向は全面がガラス戸となっています。ガラスの向こうは横幅いっぱいにテラスがあって寝そべったりヨガをしたり、テーブルを置いてもらって二人だけで夕食を食べることもできます。置いてある携帯電話でルームサービスやドリンクの補充も簡単にできます。

当然飲み放題のミニバーは中身も充実しています。フレンチプレス式のコーヒーメーカーも置かれています。写真には写っていませんがジョニ黒とジンのボトル、レモン、まな板も用意されています。つまり部屋から一歩も出ずに怠惰な生活をしようと思う人には十分な設備が初めから用意されている点で他の宿とは際立っています。せこい宿だと飲み放題とうたっておきながら着いてみるとローカルビール、ハウスワインだけって場合もありますので。

ジムもすごいんです

閑散期には半分だけ稼働させるつもりなのか、客室は南エリアに15棟、北に15棟あって宿泊客はお互いに交流しなくて済むよう設計されています。会計、土産コーナー、プールなどの共有施設は南北ウィングのから等距離に位置しています。地平線を覆う草原と白い雲を眺めつつ汗を流す場合、標高が自分の国より高い点に留意しましょう。同様の設備はマラセレナだけが持っています。

この小さいプールに60人が一度に押し寄せることは無いと思いたいです。プールからの眺めだけで言えばマラセレナのほうが高台にある点は一緒ですが見晴らしは勝ります。キチュワテンボのプールも片側がインフィニティ風になっている点では一緒ですがマサイマラの平原と同じ高さになるようデザインしてあるから迫力はあっちのほうがあります。

空中での食事

宿から自分で作った専用道路を使ってマサイマラに直接入れる点も優れてはいますが動物をもっと近くに感じられる宿もあることから置いておいて、最後はテラスで取る食事を取り上げたいと思います。レストランがある建物の外に広いテラスがあって、特に朝食はそこに用意されることがあります。眺めは気球からのそれと似ているとしてもバルーンのバスケットの中でコーヒーを飲んだり自家製シリアルをほおばったりはできないでしょう?アンガマでは空を飛びながら食事をしているような体験ができます。閑散期は一泊無料キャンペーンが利くので一度いかがでしょうか。

  • Was there on 2018-12-14