三度目となるザンジバル訪問を来月に控え、ストック写真を手がかりに当時を振り返るこの企画。第二弾は日が暮れてからが本番とも言えるストーンタウンでの夜更かしスポットをおさらいします。
毎日が水平線.
アフリカ大陸の東に浮かぶザンジバルの首都ストーンタウンは本土側、つまり西を向いています。帆船の時代には北東の風を利用してスパイスや陶磁器を西へ運び、冬になると吹き始める南西の風に乗って象牙や奴隷を本土から運搬したのでしょう。今も使われている三角帆の木造船と海に沈み行く夕陽は17世紀と全く同じ光景のはずです。
インド洋で夕涼み.
セレナホテルが毎夕呼んでくれる音楽隊の演奏を聞いた後は港に向かって繰り出しましょう。海沿いには芝生と遊歩道が延び、涼むために家族連れや観光客が続々と集まってきます。ストーンタウンの夜はここからです。
屋台グルメ.
海沿いのフォロダニ公園では夕暮れ時から開店準備に追われる屋台が増えてきます。日本の屋台と同じで様々な品目が売られていますが、まずサトウキビの絞り汁はパス。私の好みではありません。炭で熱された分厚い鉄板の上で用意されるひき肉入りのピザまたはお好み焼きは誰が食べても美味しいと思うはず。写真の串揚げ屋は競合店も多いようで、マリネで味をつけたシーフードからチキン、ヤギ、牛肉など品揃えは豊富です。いつ調理したのか、揚げ油はどのくらい古いのか、などは自分の目と鼻をフル回転させて判断してください。
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