ケニア入国に際し、ビザの代わりに電子渡航認証(eTA:Electronic Travel Authorization)の申請・支払いが必要となりました(約32.5USD)。

【体験談】ワクチン証明書のアップロード

現時点では(2022年1月)ケニアへ向かおうとする18才以上の人はワクチン接種を二度済ませている必要があります。根拠は駐日ケニア大使館にある以下の引用です。

全てのケニアへの渡航者は、新型コロナワクチン接種証明書を保持していなければならない。

また私が入国をした2021年8月の時点では認められていた紙の証明書が現在では不可となり、出発前に「Global Haven」というネット上のシステムに自分でカチャカチャやってアップロードすることが求められています。実際の手順をやってみましたので以下の記事で説明し、出発前の準備に役立てばと思います。

アカウント作成

最初にGlobal Havenというサイトを訪れます。このサイトは国連の助けを借りて運営されている公式のもので、ケニア入国時のもう一つの条件である陰性証明をアップロードするサイトと同一のものです。どっちの作業を先にやってもいいのですが、初めて利用する場合はメアドとパスワードを用意した上で自分のアカウントを作成します。今回説明するワクチン証明のアップロードであれば左記のボタンを探してクリックします。ブラウザがグーグルであれば英語を日本語に簡単に訳してくれるので迷うことはないと思われます。

海外用の証明書を事前に準備

次のステップからしばらくは接種の内容を手打ちで入力していきます。公的な証明書のアップロードは最後のステップとなります。日本は証明書のデジタル化が遅れていて自分でアクションしないと英語が併記された「予防接種証明書」が取得できないので、こちらは一ヶ月くらい前には接種を受けた自治体に申請しておきましょう。その際にパスポートの写しを添付するので、パスポートを持っていなかった人はその分も早めに動いてください。私は出国直前には函館に住んでいて、発行は申請の2週間後くらいにしてもらえました。その当時はQRコードが無い様式でした。今だとマイナンバーカードを持っている(&暗証番号を覚えている)人ならスマホ経由で申請できるようですのでご確認ください。登録サイトで左のような画面が出てきたら1‐Japan、2-SARSを選択し、「次」を押してください。

ファイザーは製品名に非ず!

ここからはワクチンの内容を入力していくのですが、最初にワクチンの製品名を選択するステップで私は迷いました。探せどもファイザーという名前が見つからないのです。紙の証明書と画面を何度も見返して、最終的にはファイザーは「メーカー」であって、製品名はコミナティであることに気付くことができました。日本のニュースはファイザー、ファイザーと連呼するのでてっきり製品名がファイザーなのかと思っていました。実際、モデルナとアストラゼネカ製は製品名の選択メニューにもそうやって書いてあるので間違うことはないと思います。ファイザーを打った人だけ注意してください!製品名を選択できた後はキーボードを使ってメーカー名、製造番号、そしてカレンダー機能を使って接種日を1回目、2回目それぞれについて入力していきます。この作業は難しくないと思います。

紙のアップロードは最後

最後のステップでJPEGでもPDFでもいいので自治体が発行した証明書を添付します。すると数秒後に左のようなQRコードを「格納」した書類ができあがります。そこには自分の名前、今回生成されたワクチンコード、ワクチンの製品名と接種日などが記載されています。こちらをスマホにダウンロードし、念のため紙の形で印刷してから旅行カバンに入れておいてください。ケニアに入国した人の口コミの中には係員はコードをスキャンなどせず紙を目視しただけだった、というものが見つかります。ケニアの空港は停電することも少なくないので、やはり紙の形で全ての文書を用意したほうがスムーズな入国につながると思います。