希少種(3).
野生由来ではないものの、絶滅が心配されている点ではこのアンコーレ牛も同様です。元々はウガンダの一部地域で改良された品種で、ケタ外れに伸張する角は一度見たら忘れられません。保護区内のサファリ中に見かけることがあります。
北部の代表(1).
保護活動から転じて、次はサファリ中に出会える動物を紹介します。最初はライオンより絶滅に瀕していると言われるグレービーシマウマ。北半球ならではの種類で一般的なプレーンシマウマより細い縞が特徴です。この保護区では混在しているので遠距離で迷ったときは下腹に注目して、縞が途中で止んで白ければグレービーだ、という判断がつきます。
北部の代表(2).
恐らく線の細いシマウマよりもこちらのアミメキリンのほうが人気は高いはず。メルー、サンブルから以北の公園でしか見られない、オレンジがかって隙間の少ない模様が美しいキリンです。近年発表されたDNA情報に基づいた再分類によるとアミメはロスチャイルドとは「別種」として扱われるべきと提言されたので、この点からもリピーターは北半球まで足を伸ばしてでも見るべき動物と言えます。
北部の代表(3).
最後はちょっと地味ですが、コンゴニまたはハーテビーストと呼ばれるレイヨウのうち、ジャクソンと呼ばれる亜種もここら辺でしか会えません。90度に二度曲がる角が特徴で、ナイロビ国立公園でよく見かける亜種より格好いいです。見てきたように民間ならではの集客力を高める努力が好ましいオル・ペジェタ。宿泊施設としては2012年にアップグレードを終えたセレナ・キャンプを選んでおけば間違いないと思われます。
Was there on 2017-04-20