ケニア入国に際し、ビザの代わりに電子渡航認証(eTA:Electronic Travel Authorization)の申請・支払いが必要となりました(約32.5USD)。

マラセレナ宿泊レポート

今回はなんとヌーの時期なら一年前から満室になると言われる人気ロッジに3泊してきました。こんなチャンスは二度と巡ってこないでしょうから気合の入ったレポートをお届けします。

空路でも陸路でも.

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マラセレナロッジは広いマサイマラのちょうど真ん中に位置します。ナイロビから陸路で向かう場合は所要6時間。セケナニ・ゲートからキーコロックへと抜けて、タンザニアとの国境付近にかけられた鉄骨の立派な橋、マラブリッジまで南下します。たもとにはレンジャーの詰所に加えてトイレやベンチもあるので休憩にもってこいです。その後さらに川沿いを1時間北上してやっと到着です。一方、楽なのは国内線でひとっとびする方法。ナイロビからは現在3社が朝夕2便で運行中。着陸する場所はその名もマラセレナ・エアストリップです。

山の上ならぬ丘の上ホテル.

P1030892_1601滑走路からロッジは5分の距離。到着時のおしぼりと冷えたウェルカムドリンクが嬉しいですね。入り口の看板によれば海抜は1625m。おかげでレセプションから向かって左側はヌーの渡るマラ川と河川林、右側にはタンザニアのセレンゲティへと続く大草原というパノラマが楽しめるのです。なお気球に乗って空から大平原を見たい場合はロッジに毎晩やってくるトランスワールド社のスタッフが相談に乗ってくれます。

ロッジ外観.

宿泊棟はマサイ族の住居を模したマンジュウ形で江戸の長屋を思わせますが壁がしっかりしているので夜も静かです。敷地の中央にレストランとプールエリアがあり、その左右に宿泊棟が2列ずつ並んでいます。今回もらった部屋はかなり奥まった場所にあって、1日3回の食事の度に良い運動になりました。プールは小さいですが十分な深さでタオルもパラソルも完備。そして水着を忘れた方でもプールサイドでゆっくりしたくなるくらいの絶景が眼前に広がります。

客室.

P103087311外観とは一転して室内の設備はモダンです。ロッジには珍しい室内電話はありますし、ワイヤレスのインターネットも届きます。蚊帳は天井から床まで届いてベッド全体をすっぽり覆うタイプで息苦しくなりません。窓辺にはイス2脚とテーブルもあり、外の景色を眺めながら動物図鑑のページを繰ることもできます。

バスルーム.

P103086611浴室はナイロビ市内の下手なホテルよりもきれいです。お湯も電気も24時間利用可能。シャワーヘッドは固定式で水流があっちこっちに飛び散るので慣れるしかありません。虫除け成分が含まれたウェットティッシュと殺虫剤も用意されていますが虫は少ないので出番は少ないでしょう。

スイートルーム.

Mserena_suite12最後にスイートルームをご紹介。部屋の広さは通常の2倍でリビングにはテレビがあります。ベッドは基本的にダブルがひとつですがエクストラベッドをリビングに入れて家族で過ごしてもよいでしょう。しかし日本人にとって最もうれしいのはバスタブがある点。ヌーとの根競べで何時間も川沿いで粘った後、バスタブにゆったりつかれば明日への英気が養えるはずです。

まとめ.

IMG_3231_32011ヌーが渡る川べりまで10分で行けるのが最大の強み。その近さはプールサイドから双眼鏡で川渡りが見えてしまうほど。またヌーが逡巡して長期戦になった場合にもトイレ&食事のためにロッジに30分だけ戻れる。迫力ある眺望に加えてサービスや食事がいつ行っても満足できるレベルに保たれているのはセレナグループならでは。逆に西マサイマラを管轄するレンジャーの本部に近いため取締りがきつく罰金を食らいやすい。うるさいヌーを嫌ってゾウが公園外に逃げることもある。近辺にマサイ村がないので行く場合は一日がかりになる。

Was there on 2010-09-01